こんにちはタラスキンボンカースです。
この週末、いきなり秋から冬に飛び越したような寒さになりました。
そんな夜、何気なく上を向いたら、2階の天井のてっぺんに変なものを見つけた。
私たちの家の2階は、トンガリ屋根の小屋組みの内部になっていて、天井は一番高い場所で5メートルくらいある。
変なものはその天井の、一番てっぺんの梁にしがみついていた。
2メートルの棒を2本つないで、変なものをそっと突っついてみたところ・・・。
すーっとまっすぐ落ちてきたのですが、わずかに羽ばたいたように、ふわりと床に着地した。
その変なものの正体は、『キイロスズメバチ』。
『キイロスズメバチ』は、夏には攻撃的で危険な存在ともいわれるのですが、この子にはまったくその気がない様子なのでした。
単独でこの時期にじっとしているということは、この子は今年生まれた女王バチで、これから冬ごもりをしようとしているところ。
きっと私たちの家にうっかり入ってしまったまま、人の手も届かない天井の梁の隅っこで、「ここで冬ごもりできるかしら・・・」と思ったのかもしれません。
ホウキの先にのせてみると、決して弱っているという雰囲気でもなく、かと言って、まったく活動的な様子も見せない。
それは、夏の働きバチたちとは違う、女王の威厳のようにも見える落ち着き具合なのでした。
外は寒風が吹きすさびかわいうと思ったけれど、春まで一緒に暮らすことも一瞬考えたのだけれど、けれど、外に出した。